KOLBENOVAで買い付ける刺繍クロス。
ハンガリーをはじめ、ドイツやチェコ、ロシアでも集めてきます。
買い付けた古いクロスたちは日本に到着後、販売に向けてすべて洗浄をするのですが
お手入れで問題になるのが刺繍糸の色落ち。
使い込まれたヴィンテージクロスは何度も洗濯をされているので大丈夫なのですが、
昔作られたものでも使用されずにそのまま保管されていたものも中にはあって
特に厄介なのがハンガリー刺繍の赤。
一般的に日本で市販されている刺繍糸は色止め処理がされていますが、
ハンガリーの刺繍糸はされていないことが多いようです。
せっかく手にした綺麗な刺繍クロスをそのままの状態で楽しんでいただきたい!
ということでKOLBENOVAで買い付けた刺繍クロスはこの色止め処理をしてから販売しております。
当店でしている処理の手順はこんな感じです。
【1】70℃くらいのお湯・穀物酢を7:3くらいの割合で用意したものに塩をスプーン1杯いれる
【2】刺繍クロスをしっかり浸す(温度を落とさないように10分くらい)
【3】お湯と中性洗剤で優しく洗い流した後、タオルで押して水分を取る
【4】タオルに色移りがある場合は【1】〜【3】を繰り返す
【5】風通しの良いところで陰干しする
・お湯の温度は低すぎると色止め効果が落ちますが、熱すぎると布の劣化の原因になるので注意
・お酢には長時間浸け置かないでください
刺繍クロスを手に入れて、色落ちが心配な方にはご自宅にある材料で簡単にできるお手入れ方法です。
ぜひ参考にしてみてください。